休日と休暇で変わる単価計算
こんにちは!
週末が休みという会社は多いと思いますが、一概に休みといっても色々ありますよね。
特に「休日」と「休暇」の違い、ご存知でしょうか?
一言で言うと・・・
「休日」とは、もともと労働の義務がない日
「休暇」とは、労働日ではあるが労働が免除されている日
となります。
これらの違いを明確に理解しておかなければ、割増賃金の計算に差が出てくることになります。
休日と休暇の違いを具体的に考えてみます。
(例)基本給 200,000円
所定労働時間 1日当たり8時間
年間休日が105日と120日の場合(休みは両社120日だが、A社は15日の休暇とする)
A社 | B社 | |
年間休日 | 105日 | 120日 |
休暇 | 15日 | ー |
基本給 | 20万円 | 20万円 |
1日当たりの所定労働時間 | 8時間 | 8時間 |
1か月平均所定労働日数 | 21.6666日 | 20.4166日 |
基礎単価 | 1,153.8円 | 1,224.4円 |
A社の休暇は本来労動日なので、
1年365日で計算するとA社は年間の労動日数が260日、B社は245日です。その場合、
1か月平均所定労動日数 A社>B社
1時間当たりの基礎単価 A社<B社
割増賃金の基礎となる単価はB社の方が大きくなります。
会社の就業規則に休日は明確に書かれているでしょうか?
「休日」と「休暇」が一緒になってませんか?
しっかりチェックしておくことをオススメします。